2020-02-26
熊本市東区調査
2020年2月22日~23日の二日間で一回目の現地調査に行きました。調査対象地は熊本市東区にある秋津校区第一町内会です。世帯数は現在、震災前の624世帯から504世帯へ減少したそうですが、この地域は昔からの地主の方が多いことや、ざっくばらんで良い人が多いことなどから、戻ってこられる方や新しい方が来たりするなど、徐々に増えてきているそうです。実際にインタビューをしている中でも、皆さんの地域愛を感じました。
二日間にわたり、5名の方に個別インタビューをすることができ、それぞれの避難過程や仮住まいの様子、家族構成の変化、震災前後の自宅の間取りなど、皆さんの記憶を思い起こしていただきながら、お話を聞きました。震災で自宅が全壊となり、解体して、また同じ場所に再建するという方が多くいらっしゃいましたが、その途中過程である避難先や仮住まいなどは皆さん様々で、中学校の避難所に行く方もいれば、親戚の家に行く方、ご自身または親戚が所有されているアパートを間借りするなど、そういったところからもこの地域の特性のようなものを感じることができました。今後は、現在あるデータをもとに分析等進めつつ、夏頃に最低でもあと一回は現地に行きインタビューを進め、各被災者が望ましい形で復興できるような知見を得たいと考えております。
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