2024-07-10
乗光寺を見学
乗光寺では、なるせさんに曳屋(ひきや)のお仕事と、修復作業についてお話しして頂きました。曳家とは、家引きや曳屋とも呼ばれる建物を解体せずにそのまま移動することで、家やビルやお城などの建築物や樹木などの重量物をそのままの状態で移動する建築工法です。
乗光寺は能登半島地震の影響で寺全体が後ろ側に傾いてしまっているということで、曳家さんが基礎の高さ合わせ、引き起こしをして元々の状態に戻すという作業をされています。寺は全体で700トンくらいあるそうですが、それをたった3人でジャッキを使って持ち上げているというお話を聞いて、とても驚きました。
また、500年の歴史を持つ乗光寺が傾きはしても、倒れずそのままの姿を保っていることから、昔の職人さんの建築技術の高さを感じました。乗光寺が「泊まれるお寺」として営業再開したら、宿泊しにまた珠洲市に来たいなと思います。
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