団地大学ワークショップに参加しました
学部4年の法貴伶海、松本隆之介、加藤幹基、鈴木嶺太が第1回団地大学ワークショップ(日本建築学会 建築計画委員会 UR集合住宅団地・保存活用小委員会)に参加しました。
日大、理科大、東京工芸大、千葉工大から16名が集まり、
『この先の社会における「これからの集合住宅のすまい」とは何か、スターハウスを含めた古くから団地が残る範囲だけでなく、新しく建て替わった周囲のヌーヴェル赤羽台団地との関りや、周囲地域のコミュニティとの繋がりも含め、これからの暮らし方の本質を探究する新しいアイデアや提案を考える。』
というテーマでワークショップを行いました。
1日目はUR まちとくらしのミュージアムを見学、基調レクチャー、チーム分けをした後フィールドワークを行いました。
9-13日は各グループでオンラインで作業を進め、14日に中間プレゼンテーションを行い、ショートレクチャー受講後、最終発表に向けて各チームごとに作業を行いました。
15日の最終プレゼンテーションでは、模型やパース、スケッチなど様々な表現方法で発表し先生方から講評を頂きました。
2グループ 🐼倶楽部
法貴伶海
赤羽団地ミュージックから新しい解釈をして団地ミュージアムの展示物とスターハウスを掛け合わせた展示空間と見る展示ではなく体験する展示そして本来の使い方一般常識ではやってはいけない展示方法などとしてタブー展として提案します。赤羽台団地に住民の方以外が遊びに来れたり、大学生も使用できる体験空間を昔の住宅(スターハウス)のスケール感で体感できる。今までしては行けなかったタブーな事が気にせずでき、机に乗ったり、窓をよじ登ったり、落書きしたりと建築的アプローチに加えて人の感覚で動くことができる新しい団地空間、展示空間を人の集まる通路の交差点などに配置して提案しました。
3グループ 松本隆之介
赤羽台団地のフィールドワークにより、その敷地の課題を見つけ、同グループの3人でそれぞれ意見を出し合い、まとめることで、団地住民や学生に向けた「既存を活かす」アイデアの提案に繋げました。自分自身、ワークショップ自体初めての体験で、1週間と悩んだり調べたりする時間はなく、直感による提案が求められました。その中、グループ内で意見を交わすことで出た案がブラッシュアップされていくのを実感し、その楽しさやスピード感は他では体験できないと思いました。また機会があれば参加したいと思います。
4グループ 加藤幹基
赤羽台団地では、建物に囲まれた中庭が閉じた空間となり、活動が見えないという問題点がありました。中庭の中央には立体駐車場があり、ベンチやテーブルが置かれているものの、使われている様子はありません。そこで、中庭と駐車場を利用してイベント時に利用できるような仕組みを考えました。柱や門型のフレームをたてて、イベント時には仮設のステージや屋根を設置するための骨格となり、日常生活においても椅子や看板など住人自らが使い方を考えていけるような空間を提案しました。初めて他の大学の学生と一緒に設計をして、設計に対する個人の考えの違いだけでなく、所属する大学や研究室としての取り組み方の違いを実感しました。他の大学との交流を通して知識や技術を学ぶだけでなく、大学で学んだことを外部でアウトプットする良い経験になりました。
5グループ 鈴木嶺太
赤羽団地の敷地調査をする中で、スターハウスと41号棟の間にある広場が活用されていないことに注目し、広場を楽しく周りからも人が集まってくる提案をしました。各自30個の広場を楽しくする案を出し合い、グループで約90個の案が集まりました。それらを団地カタログとし、広場の活用を発表しました。
グループで多くの案を出し合っていく事で自分の考えていない案も多く出てきて、そこから「更にこうしたら、ここがこう出来そうだよね。」などどんどん話し合いが進んでいきました。
初めて会った人達と1週間という短い期間だったため、お互い否定をせずに全て「これも楽しそう!」と進めていった結果みんなの案が詰め込まれた提案になりました。
とても楽しくワークショップに参加してよかったなと感じました。