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2022-03-25

長野市長沼地区での現地調査

2月25日に台風19号によって被害のあった長野県長野市長沼地区へ視察に行きました。今回は被災後の住宅や堤防の再建状況の調査と仮設住宅/災害公営住宅の把握が目的です。長沼地区内の4つの地域(赤沼・津野・穂保・大町)、さらに災害公営住宅が建設された隣町の豊野地区、仮設住宅が設置された長野市内4ヵ所をそれぞれ見てきました。

長沼地区内の住宅の再建状況に関して、被災からおよそ2年が過ぎているため、新築住宅が多く建設されていました。新築で立っている住宅の多くは、盛り土や基礎を高く築くなどをしていました。一方、1階部分や外壁だけを改修/補修という形で再建を図っている住宅も多く見られました。住宅の再建状況に関しては、水害被災地での再建であるという特徴を垣間見ることが出来ました。

外壁部分を補修していた例

長野市内に分散的に設置された仮設住宅に関して、市内4ヵ所で木造やプレハブ造、トレーラーハウス型といった3タイプの仮設住宅が見受けられた。既に災害公営住宅が豊野地区に建設され、入居が始まっていることから、現在も仮設住宅で世活をしている人はとても少なかった。

木造の仮設住宅
トレーラーハウス型仮設住宅

今回の視察調査から、長沼地区における住宅再建のパターンがいくつか存在することを確認出来た。今後は、確認できた再建パターンの調査を引き続き行うと共に、長沼地区の方々へのインタビューを行い、研究を進めていきます。

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