熊本市東区の調査レポート
こんにちは。松本海空です。
今回は、2回目となる熊本現地調査について書いていきたいと思います。
今回は11月前半に9日間行ってきました。ホテルに8泊するという初めての体験もできました。前回の2日間と比べると長い滞在になるため、その間、研究1本で気持ちの面で大丈夫だろうか、また、この現地調査が最後となることに加え、前回のように先生と一緒ではなくほとんど1人ということで、十分なデータを得られるだろうか、といった不安と共に出発しました。
今回の現地調査の目的は、①前回得られたインタビュー結果の確認②新たな方にインタビュー③敷地模型を使ったワークショップです。前回同様、対象者の方に公民館に集まっていただき、作業を行いました。①②については、今回初めて完全1人での作業ということもあり最初の方は少し緊張していましたが、だんだん慣れていくにつれ、自分でインタビューをして新しい情報を知っていくことの楽しさも感じられるようになりました。③については、前回の現地調査後、この地域の震災前の街並みを残したいという想いから、1/500の復元模型(写真1・2)を作成しており、その敷地模型を使って対象者の方から震災当時のことを自由に話してもらい、地域で活用された場所などを模型上に記録していきました。
こうして、無事に最後の現地調査を終えました。滞在中は、ほぼ毎日バスや路面電車でホテルと公民館の行き来という感じだったのですが、時には町内会長や地域の方が車で送ってくれたり、時には途中回り道をして地域のことを教えてくれたり、とにかく皆さんが良くしてくれ、出発当初にあった不安も吹き飛びました。
また、最終日には、町内会長からくす玉でサプライズがあり、とても感激しました。他にも地域の方から手作りのマスクやキーホルダーをいただき、9日間という滞在の中で、この地域の“人の温かさ”を肌身で感じました。そんな方たちに良い成果を発表できるよう、卒論提出に向け引き続き頑張りたいと思います。