2021-08-09
渋谷区での現地調査
近藤孝俊です。現在、渋谷区の商店街に加盟する飲食店のコロナ下の取り組みと変化に関する研究を行なっています。今回は8月2、3、5日に、渋谷区の六号坂商店街、幡ヶ谷六号通り商店街、広尾商店街、十号通り商店街で代表の方へのインタビューと悉皆調査を行いました。
インタビューを通じて、それぞれの商店街のコロナ下の状況や変化したことについて知ることができました。各商店街のコロナ下の取り組みとして、アルコールやビニール袋を飲食店に支給するなどの支援を行っていました。また、コロナという状況の中で、都心に行かずに地元を利用する人が増え、コロナ前よりも忙しくなっているという店舗もありました。他にも、コロナの影響で自転車通勤が増えることにより、少し高級な自転車屋さんができるなど、歴史のある商店街に新しいお店ができているということも分かりました。コロナという状況が続く中で、様々な変化が生じていることが分かりました。
また、前回の調査で、屋外の飲食空間について着目していましたが、商店街の道幅の問題でテラス席を作れない状況や、公園利用の際のゴミの放置などが問題となっていることが分かりました。商店街の中にある飲食店はテラス席を作れない状況なので、店内での様々な工夫が考えられます。今後は各飲食店での取り組みやレイアウトの変化などの調査を続けていきたいと思います。
悉皆調査では、開閉店状況や営業時間、時短営業の期間、テイクアウトを行っているかについて調査しました。商店街によっては休業となっている飲食店が多く、飲食店の種類や規模、立地などで状況が異なっていることが分かりました。
今回の調査で得た情報から、コロナ下の商店街の状況や制度、飲食店の状況について分析したいと思います。
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