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2021-05-26

渋谷区での現地調査

4月23日に、新型コロナウイルス感染症の流行により飲食店の閉店が多くなっている渋谷区にて、近藤、神谷、土川で観察調査を行いました。飲食店の取り組みと、閉店状況、飲食のできる場所を調査することが目的です。渋谷区の都心部から住宅地までの複数の商店街を調査し、飲食店の現状を把握することができました。

都心部の商店街の調査として、渋谷公園通り商店街、恵比寿ビール坂商店街、広尾散歩通り商店街にて調査を行いました。多くの飲食店がテイクアウトを実施しており、テイクアウトしたものを近隣の公園や、自由に使えるテラス席で飲食している人が見られました。カフェが併設されている公園もあり、コロナによって飲食する場所が、店内から店外に広がっていることを観察することができました。

渋谷公園通り商店街にある簡易的なテラス席

また、住宅地の商店街の調査として、十号通り商店街、初台商盛会、不動通り商店街にて調査を行いました。住宅地に隣接しているため、地域住民で賑わう商店街となっていました。テイクアウト専門の飲食店がいくつかありましたが、買ったものを飲食している人は見られませんでした。住宅地と都心部で、飲食のできる場所の役割が異なっているということが分かりました。

十号通り商店街の雰囲気

今回の観察調査から、飲食店の取り組みだけでなく、人々がコロナ下で求めている空間に変化が生じていることが分かりました。今後も渋谷区の飲食空間の研究を進めていきたいと考えています。

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