2022-07-20
木の伐採現場を見学しました
先日、ナイロビ家具プロジェクトの一環として、東京チェンソーズさんの木の伐採現場を見学させていただきました。
東京チェンソーズさんは東京都西多摩郡檜原村で林業を営む会社で、森林の整備だけに留まらず木製のおもちゃや雑貨等の販売、森林空間での体験サービスなど幅広く活動されています。
実際に林の中を歩きながら、東京で林業を営む大変さや日本の林業の課題など、たくさんの貴重なお話を伺うことができました。価値の下がった日本の森林からどう価値を生み出すか。難しい課題であり、林業を営む人だけの問題ではないと感じました。
その後、チェーンソーを用いて実際に木を伐採している現場に到着。間近で伐採している様子を見学することができ、一同大興奮でした。
その後、製材所も見学させていただけるとのことで、山を下りて製材所に向かいました。
大きな丸太の端を切り落として板材や角材にしていくのですが、厚さや幅などを均一に調整して加工するのは職人の技術がなせる技だと感じました。
また、加工する際に出る端材はバイオチップの原料になるそうです。
加工後の材も節や木目によって価値が変わるらしく、価値の高い木材にするためには木の管理や手入れが重要なのだそうです。一方で、最近ではあえて節のある木材を求める人などもいて、価値観の多様化を感じているとのことでした。
ナイロビ家具プロジェクトでは、実際に東京産の木材を使って家具を製作する予定です。それらのストーリーも感じてもらえるような、素敵な家具をナイロビの子供達に届けられたらと思います。
最後になりますが、伐採現場や製材所の見学をさせていただいた東京チェンソーズさんと製材所の皆さん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
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