団地大学第2回学生ワークショップに参加してきました
9月21日(土)~28日(土)、29日(日)にかけて、団地大学第2回学生ワークショップが開催されました。
団地大学のプロジェクトの一環として、赤羽台団地および2023年に新設された「URまちとくらしのミュージアム」を舞台に行われました。今年のテーマは「団地の際【きわ】:団地とまちとのつなげ方」。団地の再生や活性化を考える研究者や建築家をお招きし、レクチャーやエスキス(チュートリアル)を通じて、まちや都市について議論を交わし、未来に向けた提案を行いました。
基調講演では、大島芳彦さん(ブルースタジオ)や長坂常さん(スキーマ建築計画)から多くのインスピレーションをいただき、レクチャーでは石垣曜子さん(UR都市機構)のお話を通して、団地の未来に向けた新しい視点を学びました。また、講評会には松村秀一さん(神戸芸術工科大学学長)をお迎えし、さまざまな視点から貴重なフィードバックをいただくことができました。
グループワークでは、千葉工業大学や東京理科大学の学生たちとチームを組み、現地調査を行いながら、まちや都市について活発なディスカッションが繰り広げられました。赤羽台団地の豊かな空間構成や、同潤会の歴史から学ぶ団地や集合住宅の変遷に触れ、団地に住む意義や、まち全体でのより良い暮らし方について深く考える貴重な経験となりました。
特に印象的だったのは、URがプロデュースするコミュニティ拠点「Hintmation」(ヒントメイション)です。赤羽台団地は単に新しく美しいだけでなく、多世帯が住む・交わり合う環境を緻密なデザインと独自のコミュニティで形成している点に魅了されました。
団地自体が1つのまちのようであり、そして団地もまた外のまちと繋がっている、そんなフラクタルなスケール感の中での活動を通し、他大学の人たちとワクワクするような空間づくりについて議論することで、楽しみながらグループワークを終えることができました。
そして、団地大学のサロンも年内残すところあと2回!
このワークショップで得た刺激を糧に活動に取り組んでいきたいです!