井本ゼミについてみんなで語ってみた
こんにちは。HP担当の真田です。
今回は現4年生である一期生7人で行った座談会の様子をお送りします。
私真田がインタビュアーとなって、3年次の研究・視察、さらにメンバー同士のことを聞いてみました。
(井本研に決めた理由やフィールドについては名前のリンクからご覧ください。)
3年生期間の活動について
真田さくら(以下真田):それでは!よろしくお願いします!
まずは、3年生期間の活動について聞いていこうと思います。
10月始めに配属、2月頃まで隔週にゼミ、11月下旬に岩手視察、12月上旬に復興デザイン会議、12月下旬からそれぞれフィールド視察へ、という流れでした。
わたし的には忙しかったなぁと思うんだけど、どうだった??
佐藤祐有暉(以下祐有暉):他の研究室と比べるとかなり忙しい方だったと思う!
佐藤吹雪(以下吹雪):忙しかった!でも充実してたかな、研究室配属されたんだなって実感した。
松本佑介(以下佑介): 同意!
小山和輝(以下小山):忙しかったね!
松本海空(以下海空):他の研究室より活動してるな〜って感じだったね笑
楽しかったけど!
本間千晴(以下本間):ペースはやかったけど、あとのことを考えたら良いと思う。
真田:忙しいって言うと、何に時間かけた・かかったと思う??
吹雪:議事録に、事前調査、行った後のまとめで、当日以外にもやることがあってそれで忙しかった。
佑介:いきなり視察に行ったって言うのが、忙しいというか、少し衝撃だったかな笑
議事録も大変だったね笑 最初は。
祐有暉:授業とか課題の合間を縫って行ってたから忙しく感じたかな。
本間:設計とってたこともあって、履修と両立が大変。
海空:そういえば岩手視察の時は一人一個とか見学するとこ調べてプレゼンしたよね?そういうのが具体的に研究室として動くのが早かったな〜って思う。
小山:研究とか議事録とかもどうやったらいいかわからなくて大変だったと思う。
佑介:たしかに!授業との両立は大変だったかも。
真田:視察に行くって言っても行くだけじゃないし、初めてのことばっかりで大変だったよね〜授業もあるし!
視察について
真田:少し視察の時のことを聞いていきたいんだけど、最初に行ったのは先生含め8人で行った岩手だね!みんな被災地に行ったのはあの時初めてだった??
佑介:初めてだった!
祐有暉:初めて。
本間:初めて。
小山:初めて。
真田:どんな印象だった??
佑介:まだ更地のとことか多くて、復興がまだ進んでいないんだなって思った。
祐有暉:陸前高田市はテレビで被災状況とか見たことあったんだけど、実際に自分の目で見ないと分からない衝撃があったかな。
本間:テレビや写真で見る感覚とやっぱり全然違う。話を聞きながら、当時の様子を想像しながら、自分の目線で見るのは、やっぱり全然違う。
吹雪:被災地は仙台空港付近の津波痕とかは帰省の時に見たことあった、でも岩手はまた被災の状況が違うなって思った。
海空:災害公営住宅とか復興祈念館があったり、甚大な被害だったんだなーって感じた。
小山:災害当時の話とか映像が時系列で聞けたのがよかった!
祐有暉:確かに!
真田:うんうん、やっぱり画面を通してみるのと実際に見るのでは全然違うよね。。
海空:実際に現地に行かないと感じられないことも多かったよね。
吹雪:震災の仮設住宅とかは文献とかでしか見たことないのをリアルに見れたのがよかった。
真田:岩手行った後、それぞれフィールドの南房総館山・岩手釜石・熊本・静岡に行ったよね?これもどんどん話が進んで、行くの早かったなーって印象がある!
吹雪:私は地元だからある程度知ってる土地だけど、研究するって視点で街を見てみると、津波避難の看板の多さとか新たな気付きも多かったな。
本間:フィールドを布良(千葉館山)か熊本か、他の地域にするか、決めかねているときだったから、12月末に行くことができて良かったと思う。
佑介:あと、話の流れからちょっと脱線するけど、やっぱ井本先生すげぇって思った笑
行動力というか、ペース早いなって笑
吹雪:わかる!
小山:早かったね。11月末に岩手に行って話聞くとこができたから岩手を研究フィールドにしやすかった(今は研究変わっちゃったけど)。
祐有暉:個人的には、かなり早い段階に研究フィールドが決まったから進めやすかったと思う!
小山:たしかに進めやすかった!
佑介:やっぱ11月の早い段階でみんなで岩手いけたのは、どんな研究したいか決めるのに重要だったと思う。
海空:2月末に熊本行ったけど、先生と二人っていうのにも緊張してたけど先生がどんどん進めてくれて、現地の方もあったかくてフィールドここで良かった〜ってのは覚えてる笑
祐有暉:研究フィールド行くと、住民の方が丁寧に説明してくださってすごい協力的でありがたいと感じた!あとお土産で昆布を持たせてくださったのがすごく嬉しかった笑
海空:ね!ほんとに協力的。
熊本の方はスイカ送ってくださったよ!おいしかった。
吹雪:素敵!
真田:研究を通して、現地の方はもちろんメンバー同士ともコミュニケーションを取れた気がするなぁ。
お互いについて
真田:研究室の配属発表は学生番号だけが掲示されて、顔合わせで初めましてとなるはずだったけど、友達伝いでお互い結構わかってたよね?笑
祐有暉:半分わかってた笑
小山:わかってた!
吹雪:人は分かってたけど、ちゃんと話したことない子とかいた!
海空:奇数クラスの人ばっかでほとんどはじめましてだったな、顔はほぼ知ってたけど。
佑介:同じく!
本間:ほとんどわかってた。
小山:そうだね。ちゃんと話すのは初めてって人もいたわ。
真田:最初と今で印象とか違う??
吹雪:みんなイメージ通りかな。
祐有暉:変わらないなぁ笑 そのまま!
千晴:かわらない~
佑介:イメージ通りだね笑
小山:変わんないね
海空:なんか早いうちから楽しかったな〜って思う
吹雪:岩手の時にみんなとちゃんと話せてよかったって思う!
真田:それもあるね!
あと、結構ゼミの時にみんなが意見出すじゃん?その辺はどうだった??
吹雪:言ってくれてうれしい!自分で研究してると行き詰ったり、自分は分かってるけど伝わってないこととか見分けられないから、それがわかってよい!これからもバンバン言ってほしい。
祐有暉:友達に言われると余計に響くみたいなところある笑
小山:そうそう。あ、この書き方、伝え方だと伝わりにくいかーって気付けるからいいよね!
海空:みんな意見出てすごいなーって思う。あと、震災関連(?)の研究が多いから共感とかそういうのもあって嬉しい
本間:すぐ、ぱっぱっぱって意見が出て言えるタイプじゃないから、言う側になっているときは不安と緊張でいっぱい。
佑介:意見言いやすい雰囲気造りができてるよね!
本間:言ってもらう側にいるときは、助かる。
海空:千晴ちゃんと同じ!!笑
真田:わかる(笑)言ってもらうのは嬉しいけど、自分が言う時は結構色々考えるな〜
祐有暉:確かに少しずつ分野とか被ってる人もいるし、お互い高め合えるかな!
真田:そうだね、新しい意見だったりそれぞれの研究に生かせていいよね!
本間:分野かぶってないからこそ気づいてくれた点を言ってもらえることもあると思うから、嬉しい。
佑介:そうだね。意見言う時は相手の説明をしっかり聞いておかないといけないから、考えることも多いね。
シンポジウムについて
真田:意見を出す場と言うくくり?で聞きたいんだけど、配属になってから復興デザイン会議を始めとしたシンポジウムや外部の視察にも結構参加してるよね?
配属2ヶ月後に復興デザイン会議があって、ここで改めて復興デザインの分野に足を踏み入れたんだと思ったなぁ。
本間:参加すると、どういうことをしたら復興になるんだろうとか、自己満で終わらせてしまわないようにしないといけないということを思う。
吹雪:(シンポジウムの情報に)疎いからお知らせが来てくれるとありがたい!
参加して見て思ったのは、復興って本当に幅が広くて、建築だけじゃなくて関わってるところが多いんだなと実感した。
小山:復興デザイン会議に参加するまでは、地震とか津波とか台風とかによる被害の復興を考えてたけど参加して、原発事故も災害復興に入るのかーって幅が広がった気がする!
自分だとそういうシンポジウムとか会議があることを知らないから助かってる。自分の研究に関係しそうなことをアナウンスしてくれるから「ほんと先生すごいな、ありがとうございます」って感じ!
佑介:復興デザイン会議はインフルエンザで参加できなかった思い出笑
シンポジウムのお知らせはすごく助かってる!
自分の研究だけだと視野が狭まってきちゃうし、純粋に他の人の研究とか聞いてて面白いし。
祐有暉:初めてシンポジウムに参加した時は、正直専門用語とか全くわからなかったけど、自分の研究を進めていくうちに、関連性を見出して理解できる内容が増えてきた気がするかな。
自分が研究を進めていく上で、参考にできる発表を聞けると有意義だと感じるなぁ。
海空:色々なシンポジウムとか、この研究室じゃなかったら経験できないだろうなってことも参加できてて楽しい!レベルが高くて専門的な話の理解はできないけど、、笑
真田:ゼミの時に意見を交換し合うのもそうだけど、自分の考え方とか研究に幅が出てくるような感じだよね〜
自分の研究分野以外も学べるのも井本研の特徴なのかなーって思う!
研究室選び・就職先と研究について
真田:ここから少し視点を変えて、研究室を選んだ時のことを聞きたいんだけど、井本研を選んだ理由の記事を読んでみた時に、ほぼ全員が「井本研しか考えてなかった」と書いていたんだけど、それはやっぱり研究内容を重視していたから?
わたしは研究室を選ぶ時に、先輩がいるかとか就職先で活かせるかとかを考えてたんだけど、、
ちなみに志望/決定している就職先は研究と関係ある?
海空:研究内容を重視した!就職はあまり考えてなかったけど研究し始めてからより震災復興に関わる仕事がしたいなーって思うようになった。
震災復興に特化してる会社ってあまりなくて、でも結局は、少しそういうことにも関わる機会があるようなところに決めた!就活も井本先生にすごいお世話になった。
祐有暉:災害復興に関してずっと興味を持ってたから、それで決めた!
俺は公務員になろうとしてたから、災害復興を仕事でやる機会はあるなと思ってた!
でも就職先に生かせるかよりは、研究内容で決めた!
小山:研究内容重視で決めたかな!
もともとハウスメーカーに就職したいって思ってたから就職先とは関係ないね。
災害復興に興味があって井本研に入った!
本間:研究内容で決めたー。就職先は、全然違うところ。
高校が工業高校でインテリアやってたから、内部空間に携わりたいっていうのがあった。(復興に携われる就職先も考えたこともあったけど、自分には規模が大きくて合わないと思った…)
研究内容もそうだけど、先生と合うのかどうかも気にしてた。設計するから特に。
佑介:自分は研究室を選んでる過程でやりたい研究と就きたい職業が分かってきて、それで井本研を志望したから、研究内容と就職先はリンクしてる。
就職先では都市防災をやりたい。
真田:(自分は卒業研究だけど)卒業設計だったら研究より先生と合うか見たいかも!卒業設計の吹雪はそこも見てた??
吹雪:私は研究内容で先生を選んだかな、災害復興に関してできるところを探してた。
先生と合うかって確かに見たいけど、先生の授業受けたことあるわけじゃなかったから、合いますようにって感じだったかな〜
真田:研究室に入ってから就職活動が本格的に始まったわけだけど、就活の中で「やっぱり生かせる研究のほうがよかった」とか思わなかった??
本間:んーどうだろ。
正直関係あるっちゃある、ないっちゃない。って感じだったかも。
まちづくりも若干含まれてる会社の場合、復興は良かったと思う。
小山:思ったことはないかなー
なんだかんだ経験にはなるし、知らない分野を学べるのは楽しい!!
真田:私も結局研究とは関係ない業界に決めたけど、就職を考えて研究室選ばなくても大丈夫だったなーって印象!
研究したいことを見て研究室を選んで正解だったなーと思う!
意気込み・メッセージ
真田:それでは最後に!
意気込みとか、これから研究室を選ぶ学生にメッセージをお願いします!!
祐有暉:今はコロナの影響もあって研究が行き詰まってるけど、研究に協力してくれた住民の方々に恩返しするといった意味でも、最後まで悔いのないようにやり切れるように頑張ります!
本間:自分の研究は、この先どうなっていくのか心配です。
3年生も研究室所属は、この状況の中で、より心配だと思うけど、自分が1年半研究できる内容は何なのかを、良く考えて研究室選択をしてもらいたいなと思います。
井本研の研究に関しては、被災者がいるということで、復興を簡単に取り上げることが難しいテーマであるけど、コロナも含めて自分自身にも関係する重要なことだと思うので、少しでも興味をもってもらえたらいいかなと思います。
佑介:災害関係のことは、理想論じゃなくて現実的な課題を突き詰めないといけないし、そう言う意味では社会貢献度もかなり高い分野だと思う。
けどその分難易度も高いと思うから、ちゃんと結論が出せるかどうか不安でもある。
でもやっぱり社会貢献に繋がってくると思うと自分はモチベーションも高まるから、3年生も、自分にとってモチベーションが高まる研究室を選ぶってことが大切だと思います!
海空:研究は行き詰まることもたくさんあるけど、自分が興味のあることだからできてる部分もあるし、研究室選び本気出して良かったなって思う。
今はみんなにも会えないし調査地にも行けないし、3年生も研究室選びや就活が大変な状況だと思うけど、みんな頑張ってる!と思ってやり切ろう!!!
吹雪:災害復興は日本で暮らす以上切り離せないテーマなので、取り組み甲斐のある研究です。
1年半かけて自分の研究をするわけだから、やりたいことがやれる研究室を選ぶのがいいと思います!
小山:やりたい研究がわからないとか、どこの研究室入ったらいいとか、色々悩むところはあるけど、しっかり考えて選んでください!
自分で決めた研究室なら頑張れるし、研究に面白味も出てきて、充実した研究ができると思います。
こんな時期で大変だけど、頑張ってください!
真田:この機会にいろんな話を聞くことができてよかったです!
ありがとうございました!!
いかがだったでしょうか。
井本研所属後の活動や雰囲気がわかっていただけたら嬉しいです!
さらに詳しく学生に話を聞きたいと思った方は、ご連絡ください。
大学3年の後期から徐々に授業が減り、
大学4年は多くの時間を卒業研究・設計に費やすことになると思います。
いろんなことを考えて本人にとって最善の選択ができることを祈っています!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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